スペイン旅行1(バルセロナ)

この文章は,2003年3月から4月にかけてスペインを旅行したときの記録です。もし料金の数字の前に空白などがある場合は,ユーロの記号が表示されていません。

3/27〜29 バルセロナ(第1,2泊目)

3月27日(木)

バルセロナ・プラット空港に降りた後,国鉄(RENFE)に乗り,インフォメーションのあるカタルーニャ駅(空港の駅から4駅目)に向かいました。料金は€ 2.2でした。

カタルーニャ広場の夜景
2泊目のオスタルから見た,カタルーニャ広場の夜景

カタルーニャ広場のインフォメーションで2泊できるオスタルを探していたのですが,さすがに5人が泊まれるところはなく,1泊目はフランサ駅近くにあるオスタルNuevo Colónに泊まりました。料金は5人で€ 120でした。そこは6人まで泊まれる部屋でトイレ,シャワー(石けん・タオル付き),キッチンがありました。このオスタルがこの旅行では一番設備が整っていました。

2泊目がまだ取れていないので,地球の歩き方を見てカタルーニャ広場に最も近くのオスタルまで歩いていき,予約しました。料金は5人で€ 45でした。部屋は翌日入って驚いたのですが,ダブルベッド2つとシングルベッド1つで5人で,かなり狭かったです。トイレ,シャワーは共同で,タオルはありましたが,石けんはなかったです。ここに比較的長く滞在している日本人がおり,この人はスペイン人にかなり批判的な意見を持っていました。

Casa Batlló:周囲と異なり,曲線を多用しているのが特徴 Casa MilàCasa Batllóと同じように曲線が多い

その後は徒歩で市内散策をしました。カタルーニャ広場からグラシア通りをCasa BatllóCasa Milàに向かって歩いていきました。いずれもガウディ建築で,Casa Batllóは外部を見たのみで,すぐにCasa Milàに向かいました。

Casa Milàで,ARTICKETという一人€ 15で7つの美術館,博物館(Centre de Cultura Contemporània de Barcelona[CCCB]Fundació Antoni TàpiesFundació Joan MiróMuseu d'Art Contemporani de Barcelona[MACBA]Museu Nacional d'Art de Catalunya[MNAC]MAMLa Pedreraなど)に入れるチケットを購入しました。チケットを見せるとチケットの各々の館の番号の部分にマークしたり,穴をあけてくれます。ミロ美術館では,さらにこの券を見せて入場券をもらう必要があります。

サグラダファミリア聖堂。この日は見学できなかった。

Casa Milàを時間をかけて見学した後に,サグラダ・ファミリア聖堂に歩いていきました。しかし残念なことに午後6時を過ぎていたので入れませんでした。ということでサグラダ・ファミリア聖堂は3日目に行くことになり,オスタルまでおよそ5kmの道を歩いて帰りました。途中でスーパーによって買い出しもしました。


3月28日(金)

2日目は昨日予約したオスタルへの移動です。大きな荷物を置いてから,地下鉄3号線のLiceu駅で2日券を購入しました。料金は€ 8です。さすがに地下鉄を使わず,1日中ひたすら歩くのはかなり疲れました。

スタジアムの風景。当日は雨が降っていたが,ランニングしている姿が見られる。

最初にバルサF. C. Barcelonaのホームスタジアムに行きました。地下鉄3号線のLes Corts駅で降りましたが,入り口まで2kmほどあり,雨の中かなり歩きました。試合はないので,博物館を見学しました。料金は€ 5です。

スタジアムを出てからは,大学地区を時計回りに回ってディアゴナル通りにでて,地下鉄3号線Maria Cristina駅まで行き,Poble Sec駅で降り,モンジュイックに向かいました。

駅からすばらくすると,道は坂になっていました。雨もやみ,カタルーニャ考古学博物館の横を通り,ミロ美術館Fundació Joan Miróに入りました。先に書いてある通り,ARTICKETで入場するには,入り口で入場券との交換が必要です。入場券のチェックは少し中に入ったところにありますので。

オリンピックスタジアムの入り口。中は閑散としていた。 後ろに見えている建物がMNAC(カタルーニャ美術館)。

ミロ美術館をでて,MNAC(カタルーニャ美術館)に向かう途中,バルセロナオリンピックの会場を見学しました。つぎにようやくMNACに着きました。ここの展示物は主に中世のキリスト教美術品で,宗教画が特に沢山あります。

MNACの正面からスペイン広場方向を写した写真。

帰りはスペイン広場の方へ向かって階段を下りていき,地下鉄1号線Espanya駅から4号線Jaume I駅まで乗りました。ピカソ美術館を目指して歩いていたのですが,最初は反対のサン・ジャウマ広場に行ってしまい,Jaume I駅まで引き返しましたが,今度はピカソ美術館から少しずつそれていく道に入ってしまい,人気の少ない路地を無事通り抜けてピカソ美術館につきました。料金は€ 5でした。ピカソの初期の作品が展示されており,有名なゲルニカはマドリッドにあるソフィア王妃美術館まで待たなくてはなりませんでした。

歩いて一旦オスタルまで戻り,夕食は地球の歩き方に載っているTapa Tapaというところで食べました。写真付きメニューだけでなく,日本語のメニューもあるので注文しやすいです。


3月29日(土)

大きな荷物はオスタルに置いたまま,3日目はまずグエル公園に行きました。地下鉄3号線Catalunya駅からLesseps駅まで乗り,そこから1kmほど歩きました。入り口付近にはガウディの住居跡が博物館になっていて,階段を上っていくと中央広場があり,よく晴れてきてスペインの強い日差しをここで実感しました。

グエル公園の入り口。後方にトカゲの噴水がある。 入り口の左側の建物。左右どちらかがガウディの住居だった。 中央広場をさらに上ったところ。

1日目に入場できなかったサグラダ・ファミリア聖堂に入るために,地下鉄3号線Lesseps駅まで戻り,ここから5号線Sagrada Familia駅まで乗りました。東西にそれぞれ4本ずつの鐘楼が建っていましたが,東側の鐘楼を階段で上りました。一部はエレベーターも途中まであります。地下には展示場があり,最終案の模型があります。100年以上前に建築が始まっていますが,完成にはそれ以上の時間がかかりそうでした。

鐘楼の入り口にある,レリーフ。 鐘楼間の渡り廊下にて撮影。 鐘楼下部の階段。
 
スデンドグラス。周りはまだ工事中。 鐘楼内の隙間より撮影。  
サン・パウ病院。病院として使用されている。

サグラダ・ファミリア聖堂を出てからは,すぐ近くにあるサン・パウ病院に行きました。病院とは思えないような立派な建物です。

荷物を置かせてもらっていたオスタルに帰る途中,PANS&CAMPANYというファーストフード店で夕食となるものを食べました。Bocadilloとジュース,ポテトのセットで€ 4.60です。Bocadilloはかなり大きく,一つだけでおなかいっぱいになりました。

バスは午後8時発なので,カタルーニャ広場にあるEl Corte Inglés(スペインの百貨店)でひたすら時間あわせをしてから,オスタルに戻り,地下鉄1号線Catalunya駅からArc de Triomf駅まで乗り,北バスターミナルに向かいました。荷物を持っているので,スリ・ひったくりにはかなり警戒しました。第3泊目は,バルセロナからグラナダ行きへの夜行バスで取りました。ALSA社のバスで料金は一人€ 54.51でした。

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