2010年2月 アーカイブ

山陰(米子〜松江〜石見銀山)旅行記(2009年夏)

8月31日(月)

朝6時に起床して朝8時ちょうどの新大阪発ひかりレールスターに乗る予定でしたが,目覚ましが鳴らなかったため,起床が6時40分頃と遅くなってしまいました。急いで朝食を食べて家を出発し,地下鉄で新大阪に向い,7時50分頃に新大阪駅に着きました。入ってきた新幹線は車内清掃のためすぐに乗車できませんでした。普段は新幹線を利用することはほとんどなく,平日の朝であり,ビジネス客が多かったです。

山陽新幹線はトンネルが多く,岡山までの風景は単調でした。約50分で岡山駅に着き,在来線のやくも5号に乗り換えました。倉敷までは山陽本線で,線路近くの水田のまわりには多くの水路が張り巡らしています。倉敷から伯備線に入り,まもなく高梁川に沿って進んでいきます。急なカーブが多く,途中の備中高梁からは一部複線区間があるものの主に単線です。

電車が生山を過ぎたところで,エンジンから煙が出てきて,列車は緊急停車してしまいました。修理のためパンタグラフを下ろし,電源が切れていたため,車内は大変暑くなりました。車内では最初車掌は代行バスの話をしていたが,結局次の根雨駅まで列車を進めて,後続のやくも7号に乗客を移して運転は打ち切られました。根雨駅で乗り換えた時点で予定時刻を2時間以上過ぎていたため,特急料金は下車した松江駅で払い戻しを受けました。

松江に到着したのは午後3時を過ぎていました。当初は,より広範囲に松江市内観光をする予定でしたが,時間がなくなってしまったため松江城と周遊バス乗車のみになってしまいました。皆生温泉の東光園で宿泊予定であったため,松江駅からは山陰線普通列車で米子駅に向かいました。単線区間の行き違いのため途中の駅で20分待ちました。

松江城庭園
松江城庭園 松江城

米子駅からは路線バスで皆生温泉に向かいました。夕日は落ちかけており,少しずつ暗くなる中をバス停から東光園まで歩いて行きました。通りは人通りが少なく,ソープランドばかり建ち並んでいて少し怖かったです。夕食は美味しい料理が次々に出てきたが,昼食をほとんど食べていなかったせいか次々に食べてしまいました。時期外れのためか,館内で宿泊客はあまり見かけませんでした。

9月1日(火)

6時半に起床して,朝一番の入浴しました。男女入れ替え制で,露天風呂はシンプルでした。大山登山のため,8時20分にチェックアウトして,今度は送迎バスで観光センターのバス停まで乗せてもらいました。

米子駅前のマツダレンタカーで,手続きして9時20分に出発しました。途中コンビニで食べ物を買って大山に向かいました。10時頃着きましたが,登山届を大山情報館で提出して車を夏山登山口に近いところに停めて準備していると10時30分過ぎになってしまいました。

登りはじめはブナの林の中を登っていくので,ほとんど視界はありませんでした。

夏山登山道2合目 日本海方向
大山 夏山登山道 2合目 登山道より北東の日本海方向
元谷方向 皆生温泉方向
元谷方向 登山道より皆生温泉方向

この夏山登山道は比較的よく整備されていますが,一部は崩壊しかかっています。5合目を過ぎてまもなく元谷からの登山道と合流します。6合目に避難小屋があるがトイレはありません。少し休憩して登っていきました。8合目までの区間で岩場を登っていくところもありました。8合目から頂上までは大半に木道がついています。

岩場 木道
岩場の箇所 頂上近くでは木道が整備

9月初めは時期外れでお花畑は見られませんでした。頂上では休憩している人がたくさんいるのが見えました。

12時40分に山頂に着きました。弥山頂上から続く立ち入り禁止の縦走コースへ入ってすぐとなりの山頂に行っている人も数人いました。遠すぎてはっきりとは見えませんが,さらに遠くの剣ヶ山まで行っている人もいたように見えました。

縦走路方向 縦走路側の崖
弥山頂上より縦走路方向 縦走路の両側の崖
山頂小屋
山頂の小屋

昼食を食べて12時55分に下山し始めました。急な下り道で,次第に足に力が入らなくなりました。下山ではあまり水分を取らなかったためか,疲労がたまったためか駐車場に着いた時は頭痛がしてきました。

頭痛が続く中,車で山陰道を走ってなんとか玉造温泉の湯元玉井館までたどり着きました。最初に入浴して部屋で横たわっていたが,頭痛が続いてあまり食欲が出ませんでした。そのため,残念なことに夕食はあまり食べられなかったです。頭痛は少しはましになったが早めに床に就きました。

9月2日(水)

湯元玉井館を9時頃に車で出発しました。眠っただけですが,体調はほぼ元どおりです。斐川ICまでは山陰道を,そこからは国道9号を走りました。高速道路の区間は宍道湖SA以外にトイレ休憩できるところはなく,次は多伎町の道の駅で休憩しました。大田市を通り抜け,石見銀山に向かいました。

世界遺産センターに駐車して,バスで大森に行きました。有名である銀山の龍源寺間歩まで照りつける日差しの中,歩いていきました。

石見銀山地区入り口 龍源寺間歩入り口
石見銀山公園入り口 龍源寺間歩入り口

間歩の中はかなり涼しく,鉱内の温度計は15度くらいでした。メインの通路は少し広くなっていましたが,側の通路はぎりぎり人が入る太さしかありませんでした。高さも少ししゃがんで歩きました。江戸時代当時の鉱道は途中で崩落しているため,新しい坑道が横から掘られていました。外に出ると温度差が大きく,大変暑かったです。

間歩内部 大森
龍源寺間歩 内部より入り口方向 大森の町並み

元来た道を戻って,少し時間に余裕ができたので,古い町並みを見ながら大森代官所まで歩きました。バス停にちょうど世界遺産センター行きのバスに乗ることができました。世界遺産センターの土産物屋で休憩しました。

車で多伎町の道の駅に行き,土産物を買いました。次に出雲大社に行きました。敷地はかなり広く,駐車場から少し歩きました。

神社境内 手水舎
出雲大社 境内 手水舎
御仮殿 神楽殿
御仮殿(後方に工事中の本殿) 神楽殿
大鳥居 米子駅 0番ホーム
大鳥居 米子駅 0番ホーム(境線)
ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターがいます

参拝しておみくじを引きました。出雲大社から米子駅まで戻りましたが,17時半を過ぎてレンタカーを返却したため,電車発車のほぼぎりぎりの時間でした。

駅弁を買って,帰りの18:14発やくも28号の中で食べました。到着は少し遅れていたが,岡山駅には予定通り到着しました。新幹線 ひかり490号(20:38発)も時刻表通り新大阪駅につきました。