2006年2月 アーカイブ

玄箱HG 初期設定

2月13日に大阪・日本橋の上新テクノランドで玄箱HGを\16,800で買いました。 価格comの比較しても安いので即購入しました。

HDDはMaxtor Diamond Max 10 300GBです。後でMaxtorのHDDは発熱が多いとの情報を知りました。事前の情報収集が大切と思いました。

HDD取り付けと初期設定

HDDの取り付けは付属の説明書を見ながら行いました。ケースを開けるには,こつが要ります。

とりあえずは,ハードウェアの初期不良のチェックのため付属のCDを利用してのNASにすることにしました。最終目標はDebianでのLinuxサーバとして稼働させることです。 一応ネットワークでのHDDと認識されることを確認し,その日の作業はいったん終わりにしました。

玄箱のDebian化

玄箱HG本体とHDDの初期不良がないことを確認し,普通のNASとして利用できることを確認したあと,玄箱のDebian化に取りかかりました。

方法は,「玄箱の本」に記載されている方法のうち,付属のCDに入っているKuroboxSetup.exeを使い,HDDフォーマットからベースシステムのインストールを行う方法です。

一度目は特に何も考えず,「玄箱うぉううぉう」さんのサイトからダウンロードしたファイルを玄箱にセットアップしました。が,途中で,異常終了。

理由はよく分からなかったのですが,ウイルスソフトを完全にOffにしてから,再度同じようにセットアップを行うとうまくファイルの転送ができました。

玄箱を起動したときのdmesgの表示では,mvlの文字の入ったカーネルが使われていることに代わりはありませんが,Debian/GNU Linuxの表記もあり,成功したことが分かりました。

ソフトウェアの設定

とりあえずソフトウェアの最新版へのバージョンアップを行うことにしました。

http://kurobox.ath.cx/「玄箱HGをDebianハックしちゃうぞ」を参考にしながら、apt関連の設定をしました。

適切なダウンロードサーバを探すことにしました。

玄箱のアーキテクチャがPowerPCであることもあり、Ringサーバ群にはパッケージがないのか、apt-get updateに失敗します。www.dti.ad.jp、dennou-k.gaia.h.kyoto-u.ac.jpでのapt-get updateは成功したので後者を/etc/apt/source.listに載せました。

apt-get upgradeによる実際のファイル取得/インストールですが、security.debian.orgが毎秒10Kb程度と非常に低速でした。

最低限のパッケージの更新を済ませた後は、サーバ用ソフトウェアのインストールを行うことにしました。

サーバ用ソフトウェアの設定

まず玄箱の時刻が全くずれているため,NTPのパッケージを導入しました。

ただふつうに導入しても時刻がずれすぎているため,ntpdateコマンドにてまず修正します。

設定は,時刻取得のためのNTPサーバのアドレスの指定のみでOKでした。

次に玄箱がNASであるために必要なSambaを導入しました。併せてSWAT,Apacheも設定のために必要なため導入しました。SWATはinetd経由で起動するため,inetd.confに記述の追加が必要です。

またhttpd.confも最低限の変更を加えてSWATが動くようにしました。 Sambaの設定は,もっぱらSWATによって行います。必要なのはSambaユーザの設定,共有ディレクトリの設定です。