更新日：2022/8/7

利尻島旅行記（2008年夏）

この文章は，2008年9月1日から9月4日にかけて利尻島を一人で旅行に行ったときの記録です。文中の値段などはそのときのものです。なお，9月3日以降の記録は写真などの記録からの記載です。

作成日 2010年8月29日(日)，追記日 2022年5月28日(土)

9月1日(月)

天王寺駅よりはるかに乗車し、関西空港に向かいました。利尻島には、千歳空港を経由して、利尻空港へ乗り継ぐ便を利用しました。関西空港から千歳空港まではJAL、千歳空港から利尻空港はANAを利用しましたが、途中で航空会社が変更になっても預け入れた荷物は利尻空港まで無事に運ばれていました。

利尻空港からは、事前に予約しておいた宿泊先の「アイランド　イン　リシリ」の送迎バスで宿泊施設に向かいました。この時にも利尻山登山の準備をしている方もいました。宿泊地は沓形港に近くにあり、空港から約15分で到着しました。

沓形岬

チェックインを終えた後、翌日の登山のために食料品と水をホテル近所にあるセイコーマートにて購入しました。夕食まで数時間あったため、ホテルでレンタルサイクルを借りてホテル近辺の利尻島の周回自転車道を走りました。自転車道は上り下りの傾斜が続いており、かなりの運動になります。自転車道が終点まできたところで島を一周する道道にもどり、ホテルまで戻りました。

利尻島自転車道

ホテルでの夕食は海が見えるレストランでした。案内されたテーブルには、宿泊客一人一人に宛てたメッセージが置いていました。私はこのホテルに3泊しましたが、このメッセージが少しずつ変化があり、このようなサービスをしている宿泊施設には泊まったことがなかったため後になってからですが感動を覚えました。

翌日の利尻山登山は午前5時半にホテルを出発する予定でしたので、普段よりかなり早くベッドに入りました。

9月2日(火)

午前5時前に起床して、服を着替えたり、テーピングテープを巻いて、出発の準備をしました。ホテルのフロントで登山用の弁当（朝、昼の2食）を受け取り、送迎バスで鴛泊の登山口まで移動しました。その日は私の他にもう一人の宿泊客が一緒に送迎バスに乗りました。

利尻山の登山は北麓野営場から登りはじめました。始めの5分程度はコンクリート舗装の道がありますがすぐに普通の登山道になります。歩き始めて10分ほどのところに、小さな休憩所と甘露泉水と呼ばれる水場があり、ここで朝食をとりました。

3合目：甘露泉

甘露泉水を出発してしばらくは林の中を抜けていく登山道で、展望はみられません。3合目を過ぎる頃から登りの傾斜は次第に強くなってきて、息切れが強くなるため所々で立ち止まりました。4合目付近まできたところで足首に巻いていたテーピングテープの痛みが強いため、一旦靴を脱いでテーピングテープを外しました。

5合目を過ぎてから周囲の低木は背丈が低くなり，次第に展望が開けてきました。木々の隙間より，海岸線と沓形の町が見えてきました。6合目を過ぎたあたりに簡易トイレがありました。7合目付近よりは利尻山の尾根を上っていく形になります。坂道は比較的なだらかになりましたが，大きな石が多くて歩きやすいとはいいにくい登山道です。

6合目：第一見晴台

6合目：風景

8合目の長官山までは雲の下ですが，その先は雲の中を進んでいく箇所もあり，肌寒くなりましたがずっと上り続けていたため体がぬくもっており，Tシャツに追加しなくても大丈夫でした。沓形登山コースからの合流部付近からは赤茶けた軽い小石が続くガレ場と呼ばれている登山道です。歩を進めてもすぐにずれ落ちてしまい，うまく上れません。登山コースの周囲にはロープが張ってあり，これを利用しながら上っていきました。頂上近くの尾根の登山道の周囲は左右に切り立つ崖の上にあり，また風も比較的強かったです。頂上まで登ってから昼食の弁当を食べました。

8合目：長官山

合流後1

合流後2

合流後3

9月3日(水)

【以下は追記部分です】

レンタカーを借りて利尻島内の観光地を巡りました。あいにく，この日は雨が降っていました。

姫沼1

姫沼2

沼浦湿原1

沼浦湿原2

9月4日(木)

前日に続いて，レンタカーでの利尻島内の観光地を巡りました。晴れていたため，前日十分に巡れなかった場所を再度訪れました。

見返台園地展望台

オタトマリ沼から利尻山

姫沼から利尻山

ベシ岬海岸

利尻空港14:45分発のため，14:00にレンタカーを返却して，空港まで送迎してもらいました。新千歳空港を経由して，関西空港に到着しました。駅からは特急はるかに乗車して自宅に帰宅しました。